
給湯器の故障かも?
煙が出たらするべき対処法を教えます
給湯器から煙が出ていると、故障を心配する方は多いと思います。
しかし、煙の種類によっては問題がない場合もあります。
重要なのは、発生している煙の種類を正確に把握することです。この記事では、給湯器から発生する煙の原因、症状、確認すべきポイント、そして対処法を詳しく解説します。煙が出たときに冷静に対応するためにも、その原因を正しく理解しておくことが大切です。
どんな煙かをまず確認しましょう
まず、給湯器から出る煙には白い煙と黒い煙の2種類があります。
エコジョーズとは?
白い煙のようなものが出ている
まず考えられるのは水蒸気です。これは最も一般的で無害なケースであり、冷たい外気と温かい排気の温度差によって発生します。 特に寒い季節に顕著で、エコジョーズなどの高効率給湯器ではより目立つことがあります。
一方、白い煙が臭いを伴う場合は注意が必要です。この場合、給湯器内部で何かが燃えている可能性があり、特に本体が動作していないときにも継続する場合は要注意です。
内部燃焼が起きている場合は、異臭を感じることがありますので、すぐに専門業者に点検を依頼することが重要です。
黒い煙が出ている場合は、即座にその場から離れ、ガスの使用を中止します。 換気を行い、速やかに専門業者に修理や点検を依頼することが必要です。 特に黒い煙は一酸化炭素中毒の危険性があるため、注意が必要です。
不完全燃焼時に発生する一酸化炭素は無色・無臭のため、気づきにくいのが特徴です。このようなサインに注意しましょう。
黒い煙が出ている
黒い煙が発生する場合、給湯器内部に蓄積されたホコリなどが詰まり、不完全な燃焼が生じている可能性があります。 この不完全な燃焼は、スムーズな燃焼が妨げられていることを示しています。このまま放置すると、故障の原因となりやすいため、注意が必要です。 不完全燃焼は人体に有害な一酸化炭素が発生するため、早急な対処が必要です。黒い煙が出ている場合は、即座にその場から離れ、ガスの使用を中止します。 換気を行い、速やかに専門業者に修理や点検を依頼することが必要です。 特に黒い煙は一酸化炭素中毒の危険性があるため、注意が必要です。
不完全燃焼のサイン
炎の色が青くない
(黄色や赤色になっている)
(黄色や赤色になっている)
黒い煙が出ている・ススが付着している
不快な臭いがする
目がしみる
使用中に火が消える・消えたことがある
排気ファンが回っていない
(強制排気式の場合)
(強制排気式の場合)
不完全燃焼が起こる原因
給湯器の経年劣化
最も多い原因です。不具合や水漏れにより、バーナー部分に水がかかったり、配管を塞いだりして不完全燃焼を起こします。
熱交換器・バーナー・給排気口の詰まり
ゴミやホコリ、小動物、屋根からの雪などが原因で給排気が妨げられます。
増改築時のミス
塀や壁で給湯器を囲むと、排気がたまり酸素が不足します。
酸素不足
給湯器周辺の換気が悪いと、燃焼に必要な酸素が足りなくなります。
不完全燃焼が起きた時の対処法
使用を中止する
直ちに給湯器の使用を中止し、再点火しないことが重要です。
換気を行う
窓を開けて十分に換気しましょう。
専門家に連絡する
自己判断での修理は避け、メーカーや修理業者に点検・修理を依頼しましょう。
安全装置の確認
新しい給湯器や安全装置付きの機種への交換を検討するのもおすすめです。
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