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給湯器の「排気カバー」は必要?

排気カバーは、給湯器を安全に利用するために、排気口に取り付けるカバーのことです。給湯器の排気口からは、お湯を沸かす際に発生する熱が放出されますが、その熱の温度は50度から古い機種では200度近くにもなります。
高温の排気熱が排気口周辺に可燃物があると、火災の危険性が高まります。そのため排気カバーを取り付け、火災などの危険から建物を守ることができます。

排気カバーの種類

給湯器に取り付ける排気カバーには3つの種類があります。現在取り付けている給湯器を見比べて、それぞれの特性を見ておくとわかりやすいと思います。

上方排気カバー

排気口の上に向けて排気することができる排気カバーです。価格が安く、設置が簡単ですが、カバーの上に落ち葉やゴミが溜まりやすいこともあります。

側方排気カバー

排気口の左右に向けて排気することができる排気カバーです。左右の両方から排気できるだけでなく、片方の排気口を塞いで片方のみで排気することも可能です。これは、給湯器の上部に部屋の窓があるなど、上方向への排気を避けたい場合に便利です。

延長型カバー

筒型のパイプを排気口に取り付けることで、給湯器から離れた場所に排気できるカバーです。マンションのベランダに給湯器が設置されている場合など、排気を遠ざけたい場面にあった際に利用されます。安全性が高い一方で、外観がやや損なわれるというデメリットもあります。

他にも、メーカーによっては斜方排気カバーや中央排気カバーなどが提供されています。排気カバーの選択は、給湯器の設置場所や建物の状況、隣家の状況によって異なります。自身の状況に合ったタイプを選ぶ際には、業者に相談するか、適切なメーカーの製品を選択するよう心がけましょう。

排気カバーのメリット

火災などの事故を抑制することにつながる

排気口周辺は、200度以上に達するため、可燃物が近くにあると火災の危険性が高まります。しかし、排気カバーを給湯器に取り付けることで、火災のリスクを大幅に低減できます。火災が発生すれば、その被害は自宅だけでなく隣家にも広がる可能性があるため、設置基準を満たさない場合だけでなく、基準を満たしている場合でも排気カバーを使用することで、火災や事故の予防ができます。

給湯器の劣化防止

給湯器は通常、屋外に設置されており、常に風雨にさらされています。排気口から給湯器の内部に雨水が入ることは通常ありませんが、排気カバーを取り付けることで、雨水が直接排気口に入ることを防ぐことができます。給湯器の劣化を防ぐことは、給湯器を安全かつ長期間にわたり使用できるようにする重要な要素です。

見た目が良くなる

給湯器の排気口は普通は露出していますが、排気カバーを取り付けることで整然と見せることができます。さらに、給湯器自体の外観だけでなく、排気カバーの設置によって外壁などが煤けることを防ぐこともできます。排気カバーを取り付けることで、自宅や隣家の住環境を維持する一助となります。

排気カバーのデメリット

排気カバーを取り付けることには、特にデメリットがありません。排気カバーがないと、給湯器の安全性が損なわれます。屋外に晒されたままでは、給湯器の劣化が進む可能性があり、排気によって自宅や周辺の建物が損傷する危険性もあります。これにより、近隣住民とのトラブルが生じやすくなります。実際のデメリットは部品代だけであり、比較的手頃な価格で取り付け工事が可能です。
給湯器カバーの取り付け工事は、おおよそ1万円前後であり、経済的な負担も少ないです。この工事により、煙や煤による住まいの劣化を予防できるだけでなく、特に可燃物が近くにある場合は、給排気カバーを設置することで安全性を向上させることができます。自宅や隣家を守るために必要なら必ずつけるようにしましょう。
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