レンジフードの選び方完全ガイド

1.まずは現状チェック！既存機種の確認

現在使用中のレンジフードの「メーカー名」「型番」「サイズ（幅）」などを確認。 加熱器具（コンロ）より幅が小さいタイプは設置できないこともあるため、要注意。

2.形状・タイプで選ぶ

レンジフードにはさまざまな形状があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。キッチンのデザインやスペースに合わせて、最適なタイプを選びましょう。見た目だけでなく、掃除のしやすさや取り付けのしやすさなど、実用面も考慮することが大切です。

スリム型

スタイリッシュでお手入れしやすく機能的。

ブーツ型

安価だが掃除が大変。

ファルコン型

設置自由度が高いが機能面で劣る。

フラット型

薄型で高さ制限のある場所向き。

換気扇タイプ

性能・見た目ともに旧式。レンジフードへの交換がおすすめ。

3.サイズ選びの基本（幅）

レンジフードのサイズは、コンロの幅に合わせて選ぶのが基本です。一般的には60cm、75cm、90cmが主流ですが、幅が広いほど煙や油をしっかり吸い込めます。とはいえ、設置場所やキッチンの構造に制限がある場合もあるので、既存のスペースをしっかり確認しておきましょう。 コンロ幅以上が必要で、交換の場合は既存と同じ幅が無難です。

4.色・カラー選び

レンジフードの色は、キッチンの雰囲気を大きく左右します。最近はカラーバリエーションも豊富になっており、好みに合わせて選ぶことができます。キッチンの扉や家電の色と調和させると、統一感のある空間になります。

5.機能で選ぶ

近年のレンジフードは機能がどんどん進化しています。日々の使い勝手を大きく左右するので、自分のライフスタイルに合った機能を選ぶことが重要です。特に掃除が面倒に感じる方は、自動洗浄機能付きのモデルがおすすめです。

自動洗浄機能

内部の掃除が不要に。

コンロ連動機能

自動でON/OFF操作。

省エネセンサー／AI

風量を自動調節。

スマホ連携・リモコン操作

遠隔操作可能。

6.フィルターあり・なし（お手入れ性）

お手入れのしやすさを重視するなら、フィルターの有無は見逃せないポイントです。フィルター付きは安価ですが、定期的な掃除が必要になります。一方、ノンフィルタータイプは価格がやや高めですが、掃除の手間が少なく済みます。

ノンフィルタータイプ

掃除が楽

フィルター付きタイプ

安価だが掃除が必要

7.掃除のしやすさチェックポイント

レンジフードの掃除は面倒な作業のひとつ。だからこそ、購入時にお手入れのしやすさをしっかりチェックしておきましょう。部品が簡単に外せたり、汚れが付きにくい加工がされているモデルなら、掃除のストレスも軽減されます。

• 自動洗浄機能付きなら掃除不要
• ワンタッチ着脱ファン：取り外しが簡単
• 整流板に防汚加工があると掃除が楽

8.静音性で選ぶ（運転音）

料理中に会話やテレビが聞こえづらい原因になるのが、レンジフードの運転音。静かなモデルを選ぶことで、調理中のストレスを減らすことができます。特にリビング一体型のキッチンでは、静音性は重要なポイントです。 運転音は50dB未満がおすすめ。静かなモデルを選ぶと快適。

9.メーカー別の特徴

各メーカーごとに強みや特徴があります。信頼性や保証内容、アフターサポートなども考慮に入れて選ぶと安心です。自分が求める性能や価格帯に合ったメーカーを見つけましょう。

パナソニック

価格幅広く、省エネ系機能多い。

リンナイ

自動洗浄あり、高性能。

ノーリツ

コスパ良好。

クリナップ

高機能で快適性重視。

10.価格帯と寿命の目安

レンジフードは一度設置すれば長く使う設備です。予算に応じて無理のない範囲で選ぶことも大切ですが、高機能モデルを選ぶことで長期的に見ればお手入れや電気代の面でお得になることもあります。 10〜15年が交換目安。 高機能モデルは価格が高いが、お手入れの手間を軽減可能。

まとめ

レンジフードは、キッチンの快適さと清潔さを保つために欠かせない設備です。見た目や価格だけでなく、形状・サイズ・機能性・お手入れのしやすさ・静音性など、日々の使い勝手に直結するポイントを総合的にチェックすることが大切です。また、交換の場合は現状のスペースや仕様を正確に把握し、必要に応じてプロに相談すると安心です。長く使う設備だからこそ、自分のライフスタイルに合った一台を選び、快適でストレスのないキッチン環境を手に入れましょう。

まとめチェックリスト